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アンドロイドのスマートフォンが世の中に出てくるようになってから数年経ち、車にもアンドロイドナビが続々と登場してくるようになってきました。
アンドロイドナビは、搭載されているOSがスマートフォンのアンドロイドと同一ということから、様々なアプリを使ったりすることができるということで、使い勝手の良さが注目されています。
実際に使っている人達からも、スマートフォンと同じように使うことができるとして、人気も高くなっており使い続けているユーザーは増加傾向にあります。
では、アンドロイドナビがスマートフォンと同じように使うことができる以外にも利点や特徴はないのかというとそういうわけではありません。
従来のカーナビにはない特徴があり、その特徴こそがアンドロイドナビを使いたいとユーザーに思わせる魅力となっています。
私が思うアンドロイドナビの特徴だけでも以下の4点あります。
まだまだ他にも魅力があるかもしれませんが、私が使っていて感じる利点は以上になります。
従来のカーナビと比較する前に、アンドロイドナビの特徴を紹介していきましょう。
参考リンク:アンドロイドナビ1DINの通販はあとづけ屋におまかせ!
アンドロイドナビの最も代表的な特徴と言えば、スマホと同じアプリを使うことができるという点にあるでしょう。
すべてのアプリを使用することができるというわけではないので、ある程度の選別や精査は必要になってきますが、それでも日ごろから使っているスマホのアプリをそのまま車でも使うことができれば、使い勝手は段違いに良いです。
さらには、スマホで使っているアプリのデータを共有することができるものもあるので、いちいちアンドロイドナビに打ち込んだりすることもなく使うことができて効率的に動くことができます。
従来のカーナビであれば、ワイドタイプや1DINや2DINなどの規格の違いはあれども、おおよその車に取り付けることができました。
しかし、昨今のカーナビ事情ではモニターの大型化が目立ってきており、インストゥルメントパネル(インパネ)を取り替えないと取り付けられなかったりして、他の部品が必要になってきたり加工が必要だったりして面倒になってきています。
そのままインストールすることができるアンドロイドナビは、取付時の配線処理は面倒ではありますが、面倒な加工をしたりインストゥルメントパネル(インパネ)を専用のものに取り替える必要もありません。
なおかつ、国産車だけでなく外国車のように特殊なオーディオパネルになっている場合でも取り付けることができるようになっています。
参考リンク:テスラスタイルナビ取付け方法解説~エスカレード編~
スマホと同じアプリを使うことができるという点と重複する部分ではありますが、好みのアプリを入れることによって自分専用のカーナビを作ることができます。
従来のカーナビでは、もともと設定されているコンテンツしか使うことができないため、多様性という点で見れば不服な部分が多くありました。
その点、アンドロイドナビであれば配信されているアプリがあり、適合することができさえすればどんなコンテンツでも利用することができます。
カーナビで渋滞情報をさらに詳しくみたり、お店の情報を調べたりすることができるのはもちろんですが、オススメのお店を教えてくれるアプリを入れておけば、迷うことなくお店を決めたりすることもできることでしょう。
インターネットを利用したコンテンツが多くある中で、これまでのカーナビではコンテンツを利用することができませんでした。
それがアンドロイドナビではインターネットを利用することが前提で作られているので、ナビの機能だけでなく多くのコンテンツを使って楽しむことができます。
サブスク動画を車の中で見たりするのはスマホであればできることではありますが、小さい画面のスマホで見るよりも大きな画面のアンドロイドナビで見ることで同乗者と一緒に楽しむことができます。
参考リンク:自動運転でタッグを組む!トヨタとソフトバンクのIoT戦略
車種別専用の10インチカーナビが数年前から登場しており、カーナビの画面の大型化は留まることなく続いています。
一昔前であれば、8インチでも大きかったにも関わらず、10インチや11インチのカーナビまで登場してきており、カーナビ業界ではモニターを大きくすることによって、より楽しむことができるように創意工夫を凝らして作られています。
家庭用のテレビでさえも、32インチのサイズがスタンダードなものとなっており、40インチや50インチ、大きなものでは72インチや100インチのテレビまであるようです。
モニターが大きくなるということは、それだけ画質が荒くなってしまいますので、技術的な進歩がなければできなかったことですが、今ではそれが実現しています。
カーナビでも同じように技術の進歩によって10インチナビが多く出回ってきているわけですが、10インチのカーナビを作っている会社はどこがあるのか紹介しましょう。
まずはPioneerのカロッツェリアから紹介しましょう。
カロッツェリアは、昔からオーディオで抜きん出た実力のあるカーオーディオで、多くの人からの支持を得ています。
そのオーディオの性能をさらに向上させながらも、10インチの大きなモニターを車でも楽しむことができるように作られたのが「AVIC-CE902」というモデルとなります。
車種専用のカーナビになっているので、どの車にも付けることができるようになっているわけではなく、以下の7車種のみとなります。
専用となっているのは、オーディオ周りのパネルごと交換するようになるためで、多くの車種のオーディオパネルを作ることができなかったためでしょう。
また、大きな画面ということもあって多く売れているミニバンサイズに限定しているようです。
専用のオーディオネットワークを構築することができるようになっており、スピーカーやサブウーファーを取り付けたりすることによって、さらに車内での音楽を楽しむことができます。
引用元:Panasonic/ストラーダ
パナソニックのカーナビと言えば、「ストラーダ」を思い浮かべる人も多いことでしょう。
まさにその通りで、10インチのカーナビでもストラーダのシリーズになります。
パナソニックの10インチカーナビの特徴としては、多くの国産車に取り付けることができるようになっている点です。
インダッシュというダッシュボードの中にカーナビが入り込んで、モニターとパネルが同じ高さになっているのではなく、オンダッシュというパネルよりモニターが飛び出しているアンドロイドナビと同じような取付イメージになります。
また、DVDしか再生できないカーナビが多い中で唯一といっていい「ブルーレイディスク」の再生が可能なモデルでもあります。
引用元:panasonic/ストラーダ
10インチカーナビは「CN-FIX10BD」のブルーレイ再生ができるモデルと、「CN-FIX10D」のDVD再生ができるモデルで分かれています。
パナソニックから販売されているドライブレコーダーやETC車載機と連動させることもできたりしますので、パナソニック製品で揃えて付けたりすれば使いやすそうです。
カーナビの大型化の火付け役ともなったのがアルパインのBIGXです。
トヨタのヴォクシーやノア、エスクァイアに取り付ける専用のパネルをいち早く販売したことによって、ミニバンに大型モニターのカーナビを取り付ける人が増えました。
今では11インチのサイズも販売されていたりと、大型化されるモニターの先駆者となっています。
そして、専用のオーディオパネルに取り替えてカーナビを付けるにも関わらず、各社メーカーの主要車種に対応した製品が登場しています。
専用にしていることで、カーナビのオープニングがそれぞれの車種の名前が出てきたり、車内空間を把握した奥行きのある音響にする専用設定もあり、誰でも簡単に音楽や映画を楽しむことができるようになっています。
また、2列目3列目の人も楽しめるようにリアモニターと連動したシステムが搭載されているので、家族で旅行に行くときにも後部座席に座る人が退屈せずに過ごすことができるようにもなっています。
国内の有名カーナビメーカーから販売されている10インチカーナビと、10インチのアンドロイドナビを徹底比較してみました!
取り付けられる車種や取り付けやすさは機種選びやDIYで重要な要素となりますし、カーナビとしての性能はナビゲーションされる立場からすれば見過ごすことはできません。
また、オーディオは車内で音楽を楽しむためには必要不可欠なものになってきていますし、どんなメディアに対応しているのかも判断基準となるでしょう。
そして最も重要視されるのが、価格です。
性能と価格の両面を見て、コスパの良いものが多くの人に選ばれるのはいつの時代も変わりませんので、最終的な判断はコスパの良さとなるでしょう。
まず最初にDIYで気になる取り付けやすさです。
取り付けやすいというのは、配線やステーなどの車体への取り付けの観点から見ると、配線処理に関しては国内のカロッツェリア、パナソニック、アルパインであればカプラーをつなぐだけで完了しますが、アンドロイドナビはギボシ加工が必要になってきます。
また、車体への取り付けはどの機種も同様の方法で取り付けることができるので、大した差はありません。
機種選びの時には、自分の車に取り付けられるのかというもの大事ですが、これはダントツでアンドロイドナビでしょう。
パナソニックもほとんどの車に取り付けられるので、アンドロイドナビに次いでという形になります。
カロッツェリアとアルパインは車種が限定的になっているため、その車種を乗っていなければ付けることができません。
参考リンク:トヨタヴィッツGRsportGRにアンドロイドナビを取り付け
カーナビに関しては、カーナビメーカーはそれぞれ独自のマップを使っているというわけではないので、おおよそ似たマップとなっています。
その点、アンドロイドナビは「Googleマップ」をはじめとした様々なマップアプリを使うことができますので、自分の使い方に合わせたマップを選ぶことができます。
声優やアニメのボイスを聞きながらナビをしてもらいたいならそういったアプリをインストールすることで使うことができます。
オーディオに関しては、アンドロイドナビが若干劣ってしまいますが、決して悪いというわけではありません。
イコライザーによって音域をいじることができたりもしますが、どうしても搭載されているアンプの性能が他のカーナビメーカーに比べると今一歩及ばないというのが現状です。
カロッツェリアかアルパインは音のこだわりがある人にとっては満足いくものとなってくれるでしょう。
10インチカーナビの価格帯は通常のメモリーナビと比べるとどうしても高価になってしまいます。
専用設計されたパネルがあったりとして、20万円以上の価格のモデルがほとんどです。
カロッツェリアやアルパインについては30万円を超えることも覚悟しておかなければなりませんが、アンドロイドナビは高くとも4万円以内、テスラスタイルは15万円前後という圧倒的な低価格です。
消費者としてはこの価格は魅力的に映ることでしょう。
アンドロイドナビの特徴や国内カーナビメーカーの10インチナビの特徴を比較してみましたが、アンドロイドナビの性能と価格と比べると、コスパの面では国内10インチカーナビはアンドロイドナビには及ばないという結果となりました。
アンドロイドナビは、自分の好きなアプリを入れてカスタマイズする自由度や様々なメディアに対応するコンテンツがあったりしながら低価格という圧倒的なコスパになっていますので、使う方や購入する方にとっては大変うれしい商品となっています。
アンドロイドナビを一度使ってみると、その便利さに気づいて手放せなくなりますよ!
補足:現在新型車両でどうしてもカーナビが交換できない車両が増えてきました。あとづけ屋では、2021年3月より
あとづけBOXなるユニットを独自セミオーダーをしました、このユニットについては、USBの接続のみでandroidOS9でCarPlayから各アプリが使えるユニットになります。カーナビを交換できない車両で、標準でCarPlayが付いている車両のほとんどがYou Tubeやサブスクができる画期的な商品です、この機会に是非ご確認ください、何とインターフェイスキット不要で60,000円以下で現在のユニットをスマホの様に制限なくサブスクがご利用可能です。