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 公開日: 2020/05/21 最終更新日: 2020/06/12

トヨタヴィッツGRsportGRにアンドロイドナビを取り付け解説

Category: DIY / DIY教科書 / DIY目玉記事 Tag: / / / / / 公開日: 2020/05/21 最終更新日: 2020/06/12
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アンドロイドナビをトヨタのヴィッツに取り付ける!

アンドロイドナビセット

近年、ますます注目を浴びてきている「アンドロイドナビ」ですが、従来のカーナビとは一風変わった性能をしていることで、使い勝手や取り付け方法がわからないかもしれないと、少し遠ざけていた人もいるのではないでしょうか。

今回、国産メーカーであるトヨタの大衆車「ヴィッツ」に「」を取り付けてみました。

今後は、ネットワークを使用したカーナビなどのシステムが普及されていくことが予見されていますので、最新の情報を取得しながら使用することができるアンドロイドナビを、取り付ける方法を、一例ではありますが紹介していきます。

従来のカーナビとは違った薄型アンドロイドナビ

アンドロイドナビ取付け前 モニター

今まで、カーナビと言えば「1DIN」「2DIN」の規格で製造されているサイズになっていました。

少しずつモニターが大型化になっていくことで、インストゥルメントパネルを交換して取り付けができるように工夫されているものもあります。

この「DIN」規格は、アンドロイドナビも同様になっており、取り付ける車種によって選ぶ必要があります。

ほとんどの国産車では「2DIN」での取り付けができるのですが、中には「1DIN」しか取り付けることができないものもありますので、乗られている車や取り付ける車をしっかりと確認しておきましょう。

さて、今回取り付けるアンドロイドナビはDINの違いではなく、厚みが薄型になっているのが特徴です。

従来のカーナビやカーオーディオであれば奥行きが200mm程度あるものが多く、配線などが奥へと詰まってしまったりすると取り付ける際に無理な力がかかったりすることがありました。

薄型になることで、配線処理に余裕がありますので取り付けるときも楽にすることができるのがメリットです。

取り付け手順はオーディオやカーナビを取り付けるのと同じ

カーナビ取外し

本題の取り付けについては、「従来の方法と同じ」になります。

車からオーディオ裏まで来ているカプラーなどの配線と接続したり、GPSをダッシュボードに設置したりするのは変わりありません。

近年の大手のカーナビメーカーであれば、ギボシ加工を行うことなく付属のカプラーを使用することでワンタッチで接続することができるようになっていますが、昔であれば全てギボシ加工を行ったりして取り付けていました。

そう考えれば、何も難しいことはありませんし、少し勉強するだけ、見るだけで1人で取り付けすることができます。

また、内装を外すこと自体が初めての人にとっては車を壊してしまわないか不安に思っている人もいらっしゃるでしょう。

内装は「はめ込み式」になっている車種がほとんどになりますので、年式の古い車でなければ引っ張るだけで取る事ができます。

年式の古い車の場合は、ボルトで止まっていることがありますので、よく観察しながらやってみるといいでしょう。

ヴィッツの場合はパネル加工なしで取り付けることができる

今回のアンドロイドナビは、モニターのサイズがオーディオなどを取り付けるパネルの窓口よりも大きくなっており、当初は加工が必要になるかと思っていました。

アンドロイドナビ取付け前

しかし、画像を見てもらえばわかるように全く加工をすることなく取り付けができています。

取り付け方に工夫が必要になりますが、加工をするとなれば必要な工具や技術が必要になってきますので、ヴィッツの場合は楽でした。

配線は変換ハーネスキットを使うと楽

アンドロイドナビ 配線取付けキット

アンドロイドナビ側の配線を見てもらうと、既にギボシ加工を施しているものになりますが、元々は配線のままでした。

これを、ギボシ加工することでカー用品店などで売られているハーネスキットと接続することができるようになります。

ハーネスキット(配線コードキットとも呼ぶ)は、車体側から出ているカプラーに接続することで、スピーカーや電源などの配線を別々に接続することができるようになっているものです。

このハーネスキットは必ず必要になるものなので買っておかなければなりません。

各車種やメーカー毎に売られていますので、取り付ける車のメーカーや年式、車種を把握してカー用品の店員さんに聞いてみると良いでしょう。

だいたい、オーディオ関連のコーナーに陳列されています。

純正バックカメラも変換カプラーがあれば取り付けられる

アンドロイドナビもバックカメラの映像を入力することができるので、バックカメラが付いていないのであれば一緒につけてもいいでしょうし、純正バックカメラが付いているのであればモニターに入力できるようにしておくと便利です。

社外バックカメラの場合は、配線処理が面倒で前から後ろまで配線を巡らせなければならないものもあります。

CAM通信によってコードレスでもバックカメラの映像をモニターに映すことができる社外バックカメラもありますので、気になる方は見ておくといいですね。

純正バックカメラが付いている(私と同様の場合)であれば、既に配線(カプラー)がオーディオ裏まで来ていますので、黄色の映像端子とカメラの電源配線を接続するだけでモニターに入力させることができます。

アンドロイドナビ側に、黄色の映像入力端子がありますし、電源については「ACC」の赤い配線に接続するだけで完了です。

USBや外部入出力にも対応

アンドロイドナビ 配線パッケージ

音楽を聴いたり、映像を見たりするときにUSBに保存している音楽ファイルや動画ファイルを再生することができるようになっています。

また、外部入出力端子が備わっているので、アンドロイドナビから他のモニターへと映像を出力することもできますし、他のナビやDVDプレイヤーなどから入力することで、アンドロイドナビをモニターとして使うこともできます。

取り付け手順

ここからがいよいよ本題の取り付け手順になります。

上記であるように、従来のカーナビなどと取り付ける方法は同じですが、改めて記しておきます。

あくまでも手順は私本人の手順なので、他のやり方がある方もいらっしゃるかもしれませんが、ご了承ください。

1.パネルにモニターが入るか確認と配線のギボシ加工

まず、取り付ける前に「モニターが取り付けることができるのかどうか」、そして「配線のギボシ加工」が必要です。

アンドロイドナビをパネルと重ねたとしても、完全に入らない場合はモニターをパネルより出してあげる方法もあります。(今回の例)

付属の取り付け金具を使って、アンドロイドナビに付属のネジで固定します。

アンドロイドナビ取付け ステー固定

そして、このままでは取り付けることができないので、車体に元々付いている取り付け金具と重ね合わせて家にあるボルトとナットで固定すれば、パネルより飛び出して取り付けることができます。

この際、パネルをあらかじめ取り付けておいたりする必要がありますので、ご注意ください。

配線のギボシ加工は変換ハーネスキットのギボシを見て、オスとメスの端子を取り付けます。

ハーネス側がオス端子になっているのであれば、アンドロイドナビ側はメス端子をつけましょう。

このときにスリーブを入れるのを忘れずに!

これで下準備は完了です。

2.内装を外す

アンドロイドナビ取付け 内装取外し

続いて行うのが内装の取り外しです。

ツメを溝にはめ込むようにして取り付けてあるのが最近の車になります。

そのため、引っ張ることによって取り外すことができるようになっていますが、初めて外す場合は固くて中々外れない場合があります。

そういったときには、タオルを使ったり、内装はずしと呼ばれる工具を使ったりすると簡単に外れます。

外す順番はパネルが重なっているので、一番上にあるパネルから外しましょう。

ヴィッツの場合は、メーター周囲のクラスターパネル→オーディオパネルの順番で取れるようになっています。

もし、GPSを取り回すために助手席や運転席側の内装を外すのであれば、やり方は一緒です。

3.配線の取り回し

最初の手順でギボシ加工をしたハーネスキットを車体側のカプラーに差し込み、アンドロイド側の配線と接続させます。(このときにアンドロイドナビ本体とは接続しない)

また、USBやGPSの配線を取り回さないといけませんので、配線をどこに出すのかを考えておきましょう。

アンドロイドナビ 配線取付け

上記の画像が車体側から出ているカプラーになります。(緑色のカプラー)

配線が見えても気にしないのであれば、ダッシュボード側やセンターコンソール下部から這わせても良いでしょう。

配線が見えるのが嫌であれば、グローブボックスの裏を通してサイドからAピラーへと通してあげればGPSの配線は見えません。

4.アンドロイドナビと配線の接続

アンドロイドナビ 配線取付け2

ギボシ加工している配線が接続している状態になっていれば、あとはアンドロイドナビ本体へカプラーオンで接続完了になります。

電源やスピーカー配線については、1箇所のカプラーで完了なのですが、バックカメラやサブウーファー、ラジオアンテナ、USB、GPSは別に差し込み口がありますので、忘れず差し込むようにしましょう。

バックカメラの黄色い映像入力端子は、「BACK」と書いていませんでしたし、1つのカプラーから一本の端子が出ている場所になります。

GPSは、差し込むのではなくネジで固定するようになっています。

アンテナは、少し固いのでしっかり奥まで差し込むようにしましょう。

USBの配線は2つありますので、2箇所ともカプラーを差し込むだけで完了です。

また、「速度パルス」「パーキングパルス」「バックパルス」それぞれの信号線がありますので、「エレクトロタップなど」を使って配線を分岐させて接続するようにしましょう。

特に「バックパルス信号線」については、接続しておかないとバックカメラが作動しませんので注意が必要です

5.アンドロイドナビの設置

全ての配線が接続完了すれば、あとは金具などを使って取り付けるだけです。

パネルなどをあらかじめ取り付けておいて固定するのかは、車種によって違いますので少し工夫や試行錯誤が必要になるかもしれません。

6.内装を元に戻す

DIY アンドロイドナビ取付け

アンドロイドナビの設置が終われば、取り外した内装を逆の手順ではめ込んでいけば、作業は終了となります。

少しの工具さえあればDIYでアンドロイドナビを取り付けることができる!

取り付けや取り外し、配線のギボシ加工などで工具は必要になってきますが、高い工具やたくさんの工具が必要になるわけではありません。

少しの工具さえあれば、自分1人でナビを取り付けることができます。

取り付け後は従来のナビでは使えなかった、エンタメがご利用可能!

コロナの影響で現在は自宅待機や、在宅勤務が多くなっております、気分転換でDIYや、収束してからのドライブを楽しむ為の準備もこのタイミングでいかがでしょうか?車内エンタメでストレス発散をしてもいいかもしれませんね、海外ではアンドロイドナビをつかって、車内でカラオケなどが流行しつつあります。