ファンに惜しまれつつも2016年に日本国内から撤退してしまったフォード。
国内では整備や販売などのサービスを正規ディーラーから受けられなくなっているものの、根強い人気があるのが同社の特徴ですよね。
そんなフォードとあとづけ屋に、どんな関係があるのかと疑問に思う人も少なくないでしょう。
その答えがSyncの存在です。
Syncとは、カーナビの頭脳部分のことです。
wikipediaでは以下のように紹介されています。
Ford Sync(定型化されたFord SYNC)は、工場出荷時に統合された車載通信およびエンターテインメントシステムであり、ユーザーは音声コマンドを使用してハンズフリー電話をかけたり、音楽を制御したり、その他の機能を実行したりできます。
引用:wikipedia
少し抽象的な表現なので、Syncが具体的にやれることを要約すると以下のような内容になります。
そろそろ勘のいい人は気づいたのではないでしょうか。
そうです、当社で取り扱っているハイテックナビやアンドロイドナビの元祖のような存在なんです。
Syncは少し特殊な制御方法になっているので、専門店として当社にもたくさんのご質問、ご相談が届いております。
つい最近ですが、アメ車好きなら知らない人はいないAcarsさんにもアンドロイドナビ専門店として取材を受けました。
記事内でも触れられていますが、Syncの特に2世代目までに関しては使い勝手も悪く、いっそのこと社外品に交換したいと考えるお客様も多いです。
当社は、DIY取り付けも応援させていただいておりますが、フォード系の車両に関してはDIY取り付けは推奨しておりません。
Syncの制御がややこしくなっている理由について少し紹介させていただきます。
初代Syncが登場したのが2007年。
マイクロソフトが設計したシステムが利用されていました。
この頃はまだ車内でエンターテイメントを楽しむといったものではなく、メッセージアプリがナビ画面で見れるといった程度のものでした。
2010年にSync2が登場します。
画面がタッチスクリーンに対応するようになり、オーディオなどが楽しめるようになりましたが、たびたび問題が起きてユーザーからの不評は凄まじいものだった記憶があります。
本国ではアップデートが入ってなんとか改善されていきましたが、日本国内ではアップデートするにも知識のある業者が少なく、正直国内ではあまり使える代物ではありませんでした・・・。
度重なる問題を乗り越えるように2016年にSync3が登場しました。
マイクロソフト製のシステムから、サイバーセキュリティの専門会社であるブラックベリー社製のシステムに変わったことで機能が大幅に改善。
今をときめくAppleCarPlayや、GoogleのAndroidAutoに対応することにより不評だったSync2から実用的なシステムへと生まれ変わりました。
しかし、2022年になってみると8インチの画面は小さく感じるし、故障した時に対応してくれるお店が減ってきているといった問題も抱えています。
一般的に外車のカーナビが故障するとウン十万円のお金が飛んでいくため、それならと最新のアンドロイドナビをオススメさせていただいております。
フォード系のハイテックナビについてはこちらのページで詳しく解説しております。
1番の違いはシステムの違いです。
比較するとこんな感じになります。
Sync2 | Sync3 | |
---|---|---|
システム | マイクロソフト | ブラックベリー |
画面サイズ | 8インチ | 8インチ |
3Dカメラ | 非対応 | 対応 |
CarPlay | 非対応 | 対応 |
AndroidAuto | 非対応 | 対応 |
一見そこまで違いがないようにも見えますが、UIの使いやすさや反応速度が全然違います。
あとはCarPlay、AndroidAutoへの対応が実用性の向上に大きく貢献していますね。
Sync2とSync3はシステム自体が違うため互換性がありません。
Syncは、アップグレードで機能が良くなっていくんですが、世代が違うとアップグレードすらできないんですよね・・・。
ただ、Amazonとかでモニターとシステムさら交換できるようなものが25万円前後で売られています。
純正の形状にこだわりたい人以外は、25万円あれば最新のハイテックナビへ交換することをオススメしています。
費用も安くてパネルも新しくなるのでお得だと思いますよ。
純正ナビでは見られないYouTubeも見れますしね^^
※運転手の画面注視は法律により禁止されております。同乗者の方にお楽しみいただけます。
YouTubeでも分かりやすく解説してます!!
Syncについて少しはお伝えできたでしょうか?
カーナビ画面にてオーディオシステムの操作の他に、エアコン関係、シートエアコン関係も操作ができるため、フォード系のSync搭載ナビは他のメーカーより取り付けが難しいです。
当社にも個人、法人問わず多くのお問い合わせをいただいておりますが、その代表例が以下のようになっております。
接続方法も複雑な上、カーナビ購入時点で機能がついていないものなどがあり不具合が起きやすいです。
当社ではカーナビ購入前の年式やグレードのヒアリング、出荷前の動作確認などを徹底しておりますのでこういったことはおきないですが、ナビのみを安価で売りっぱなしの業者さんがいるのも事実・・・。
悲しい思いをしているお客様を見るのは非常につらいものがありますので、お手数をおかけいたしますが購入前の確認を必ずしていただくようお願い致します。
ちなみに、Sync3搭載車両につきましてはCarPlayが使えるので、ATOBOの選択肢もあります。
フォード系ナビをご検討中の業者様、以下注意事項になりますので、合わせてご確認ください。
マスタングは、SYNC1〜4までの車両にあうユニットをセミオーダーで作成をしております、SYNC3ユニットの場合は、若干の加工等が必要になります。
マスタング同様SYNCにより作業内容が異なります、また、国内の車検基準に再設定を行う必要もありますので、合わせて宜しくお願い致します。
エクスプローラについては、ディーラー車両、平行車両とそれぞれ加工が年式、グレードごとに対応をする必要があります。
フォード系は時間と十分に確保して作業をしていただきますよう何卒宜しくお願い致します。
ATOBOについてはアメ車ワールドさんでも取材を受けさせていただいてから反響がものすごい商品です。
当社としては操作性もいいハイテックナビをオススメしていますが、値段が高いことや乗っている車種の商品がないといったお客様もいらっしゃいます。
「ハイテックナビまでは手が出ないけど・・・」ってお客様でも車内でエンターテイメントを楽しめる商品となっておりますので是非検討してみてくださいね!
フォード系の車両に関しては、YouTubeでプレイリストも制作しておりますので参考にしてみてください。
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