今やドライブの必需品ともなったカーナビ。スマートフォンをカーナビとして代用する人も増えていますが、やはり車に搭載されたカーナビは一体感があって使いやすいものです。
スマートフォンやタブレットの利便性と、純正カーナビのフィッティング性を兼ね備えた「テスラスタイルナビ」
その名の通りテスラ社の自動車に搭載されているような大画面液晶が搭載されたカーナビなのですが、テスラ社以外の車にも搭載できる後付けタイプの製品が続々と登場しています。
今回の記事では、テスラスタイルナビの取り付け事例としてキャデラックエスカレード(Cadillac Escalade)の画像とともに紹介していきます。テスラスタイルナビに限らず、多くのカーナビの交換や取り付け時にも参考になる内容ですので、これからカーナビの買い替えを検討している方はぜひ最後までお読みください。
目次
エスカレードのカーナビ交換は車両購入してから絶対に変更をするポイントです!なぜなら、純正ナビが日本国内では使うことができないからです。
エスカレードのカーナビ交換多数の別途購入商品が必要です。
国産の最大のモニターサイズは10インチです(2020年7月調べ)
エスカレードカーナビは、インターフェイスキットは不要です!
ユニット代については140,000円、その他はセミオーダー費用で対応をしております!
あとづけ屋でご案内するテスラスタイルナビは一般的なカー用品店やホームセンターなどでは販売されていません。タブレットのような縦長の大画面液晶のテスラスタイルナビは、従来のカーナビとは異なり「1DIN」、「2DIN」とよばれる規格では設置できる大きさではないためです。車種ごとにダッシュボードやセンターパネルの形状に合わせてテスラスタイルナビは開発されており、エスカレード2007年〜2014年のテスラスタイルナビは12.1インチでご案内しています。
そのため、従来のカーナビのようにオーディオメーカーから市販されているナビを購入すればほとんどの車種に取り付け可能という製品ではないことを覚えておきましょう。
テスラスタイルナビに対応している車種としては現時点で輸入車がほとんどで、とりわけアメリカ車が多くなっています。国産車や欧州車はテスラスタイルナビの対応車種が少ないですが、アンドロイドナビは取り付け可能です。アンドロイドナビとは従来のカーナビと同様の大きさのため、オーディオやカーナビの交換が可能な車種であれば取り付け可能です。その名の通りAndroid OSを搭載したアンドロイドナビで、インターネット通信環境は必要であるものの常に最新の地図情報や動画、音楽ストリーミング再生なども車内で楽しめるメリットがあります。
インターネット接続に関する記事については、車載用モバイルWiFiはどれがおすすめ?車内で利用する場合に注意しておきたいポイントも解説にてご案内していますので、是非参考にしてください。
テスラスタイルナビの取り付けにあたって必要な工具は以下の通りです。基本的に一般的なカーナビを取り付ける際に必要な工具と同じと考えて問題ありません。
カーナビやカーオーディオの取り付けが初めての人にとって、「内張り剥がし」という工具を初めて聞いた方も多いと思います。これはその名の通り、自動車の内装パーツ部分を剥がすための工具で、カー用品店やネット通販サイトなどで1,000円前後で販売されています。金属製やプラスチック製のものがありますが、内装をできるだけ傷つけないためにもプラスチック製の内張り剥がしがおすすめです。
また、内装を傷つけないという同様の理由で養生テープも用意しておくと安心です。もしテープがない場合は、内張りを剥がす際に柔らかい布などを当てながら作業を進めることも可能です。テスラスタイル装着車両についてはほとんど輸入車が基本ですが、日本国内にはパーツが少なくパーツが傷がつくと格好が悪くなりますので、必ず養生テープをたくさん使ってください。
ドライバーは電動のものがあれば作業効率はアップしますが、ボルト留めされている箇所は限られているため、もしなければ通常のドライバーでも問題ありません。ただし、サイズが合わないものを使って強引にボルトを回してしまうと、ネジ山が潰れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
工具についてはこちらに詳しく記載しています。形から入りたい!ちゃんと揃えたい!って方は参考にしてください。
カー
ナビやカーオーディオの取り付けが初めての方は、はじめに以下のポイントに留意が必要です。
カーナビをはじめとした電装パーツの取り外しを行う際には、必ずバッテリー端子を外しておきましょう。注意しなければならないのは、必ず「マイナス端子」を外すということです。これはバッテリー交換などの際においても基本となるポイントですが、万が一プラス端子から外してしまうと火花が飛んだり火災が起こるリスクがあります。また、そもそもバッテリー端子を外さないままカーナビを取り外すことによって、ヒューズが飛んでしまう可能性もあるため注意が必要です。
内装パーツやボルトなどのパーツを無くさないということも基本ですが、そのためには大きめのトレイなどを用意してパーツをまとめておくのも有効です。特にボルト類はどこのパーツから取り外したものなのかが分かりづらいため、トレイは複数用意しておくと分かりやすいはずです。
また、内装パーツを取り外す際には養生テープを貼ったり、布を当てながら傷つけないように作業を行う必要があります。
まず先にお伝えしたいのが、専用設計になっているテスラナビは取付けも簡単ってこと。フェイスパネルもついてきて至れり尽くせりなのです。
純正ナビ無し車には最高の交換アイテムだと思います。
さぁ時系列で解説していきますよ。
工具の準備と作業前の確認が終わったら、早速テスラスタイルナビの交換作業に移ります。
注)Cadillac Escaladeの場合、助手席側のダッシュボードを外した後にシフトノブ周辺のセンターコンソール、その後ナビ周辺のセンターパネルの内張りを外しましょう。
グローブボックスの上にあるウッドパネルを外して行きます。
初めてこの場所を外す時って折れそうでドキドキします。エスカレードの場合ウッド部分の細い所だけ外れるのではなくて、エアコンの吹き出し口横までのシルバー部分までの一体型でした。取り外した動画を見て結構ざっくりとしたはめ込み式になってるのだと思いました。
次にセンターコンソールのカップホルダと灰皿が一体型になってるウッドパネル部分も、内装外しを差し込んでちょっと強めにテンションをかけて引き抜いていきます。
動画を見た感じだと、斜め後ろ(ひじ掛け方向)に引き抜く感じで外すようです。
下側から手を軽く添えながらツメをポキポキと軽いテンションで外して行くと、外側のフェイスパネルが外せます。
このパネルはそれなりに弾力があるようなので引き抜きやすそうですが、あまりテンションかけすぎると多分折れます。注意が必要です!
両サイドにスイッチがありその裏にカプラーが付いているので、あまり強く引き抜かないように注意しながら、パネル裏についている左右のカプラーを外していきます。カプラーはフックでロックされているので、押し込みながら引き抜くけば外せるようになっています。
ちなみに、この作業はキャデラック エスカレード(Cadillac Escalade)に限らずカーナビ交換において必ず必要な作業ですが、年式の古い車の場合はプラスチック素材が劣化して内装パーツが破損しやすくなっていることも多いため、より慎重な作業が必要です。
キャデラック エスカレード(Cadillac Escalade)のセンターパネルにはスイッチ類を制御するための配線が接続されているため、慎重に外しましょう。勢いよく引っ張ってしまうと、配線が切れたり接続端子の部分が破損してしまう可能性もあります。
Cadillac Escaladeのカーナビはボルト留めされている4箇所を外しましょう。ちなみに、ボルトが外れた際に本体が落下したり内装を傷つけないよう、カーナビの下部分に布を敷いて作業を進めるのがおすすめです。
軽くメインユニットを上に浮かせてあげ、エアコン操作パネルに傷が付かないようにタオルを差し込んでからメインユニットの裏にあるカプラーハーネスを抜いていきます。
想像以上にメインユニット本体が大きいです!びっくりしました。
※配線を抜く前に最後に確認したいのが、よくうっかりでDVDやCD等のディスクの抜き忘れです。注意が必要です。
赤字英語訳:似たようなコネクタがありますが、バックアップカムが機能しない場合は、車両の別のコネクタを試してください。
バックカメラ用の配線を最初に取り付けていました。
先程外したカプラーを新たに取り付けるテスラナビの裏側にセットしていきます。
国産汎用ナビとは違い、完全にエスカレード専用設計なだけにカプラーハーネスが全て外した状態から無加工でテスラナビの裏側の接続部分に吸い込まれていきます。
キボシなど一切必要なく、間違える事すらない安心のハーネスtoハーネスでものの1分程度で取付終了されていました。
なんと凄いことにGPSアンテナとラジオアンテナも変換コード無しでそのまま付けられるようです。テスラナビ素敵です。テスラスタイルナビにケーブルが接続されたら、このタイミングでバッテリーのマイナス端子を接続して動作確認を行いましょう。
純正ナビの取り外しができたら、いよいよテスラスタイルナビをセンターパネルに取り付けます。テスラスタイルナビは車種ごとにフィットするように製造されているため、取り付けるボルトの位置やケーブル類の接続もそれほど難しくありません。センターパネルに合わせると、ボルト留めの位置もぴったりと合うようになっているはずなので、位置に合わせて固定していきます。
ちなみに国産車やその他の輸入車でアンドロイドナビを装着する際には、取り付け用のブラケットを多少加工しなければならなかったり、内部でケーブルやコネクタなどが干渉し合わないように配慮する必要があります。また、車種別にハーネスが市販されていない場合は、スピーカーや電源、バックカメラ用の映像端子など、さまざまなケーブルを1本ずつ接続していかなければなりません。基本的にどのケーブルがどのパーツから伸びているものなのかはケーブルに記載されていたり、サービスマニュアルなどで確認できるはずです。
電源が入り動作確認しつつ、オーディオチェックミュージックのような曲を流しながら、ボルトをユニット上部2本、サイドに2本、下部サイド2本の計6本を戻し取付けて、ウッドのパネルナビサイドからセンターコンソールの順に取付けして最後にグローブボックス上部のパネルを取付けて動画は終了となりました。
2020年12月追記
よく当店にお問い合わせを頂いている内容を記載させていただきます。
※ほとんどのお客様のお声は当社での購入品では有りません。
エスカレード(シボレー)については、ほとんどがBOSEサラウンドシステムです、正しい購入方法で購入をしないと音がでないケースが多発しています。
治せるものはご来社していただければ対応させていただきますが、あとづけ屋ではセミオーダー製で格安商品とことなりVINコードの確認をして購入をしています。
安かろう、悪かろうにならないように当社はセミオーダー製で対応をしております。せっかくのエスカレードのカーナビの交換長く、快適に使っていただきたいと節に願っております。
DIY取り付けについては、全て自己責任で対応をお願いします、あとづけ屋では情報の提供をしていますが、車両によっては(年式、シリアル番号1〜3の間で仕様が異なります。)必ず車両の状態に合わせて作業を行うようにしてください。
まじで、本当に作業時間があっという間です!簡単なのに画面も大きく見易いなんて、いい事しかないジャンって感じ!
輸入車や外車、キャデラックと言うだけで量販店や専門ショップでお高い工賃数万円をお支払いするなら、DIY推しのあとづけ屋で大画面のテスラスタイルのナビを検討してはいかがでしょうか。