01.
あとづけ屋のEVコンバートが遂に完成!
昨年9月20日、あとづけ屋のEVコンバート(スワップ)事業部の立ち上げを発表してから約1年が経過しました。研究から開発へと移行し、国土交通省への許認可申請、ものづくり補助金申請、車検と何かと忙しい1年でしたが、遂に完成しました。
そこで、今年のスーパーアメリカンフェスティバル2023(以下、アメフェス)にその成果を出展します!
いつもEVコンバートについて、お問い合わせ頂いておりましたアメ車のオーナー様はもちろん、これからEVコンバートを検討されたい方は、お台場の会場までお越し頂けましたら幸いです。
この記事は、あとづけ屋のEVコンバート第一号マシンについて現状をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいませ。
あとづけ屋のEVコンバート第一号マシンは「シボレー パークウッド(1959)」
まずは、以下の「アメ車ワールド様のアメフェス2023取材動画」をご覧ください。
出典:アメ車ワールド公式YouTubeチャンネル(画像タップで視聴可)
以下の動画は、アメフェス2023へ出展前に取材いただいたものです。詳しく、解説していますので合わせてご覧ください。
出典:アメ車ワールドYouTubeチャンネル(画像タップで視聴可)
記念すべきEVコンバート第一号車は、上の画像のシボレーパークウッド(初期型1959モデル)です。ちなみに2ドアモデルはインパラワゴンと呼ばれています。パークウッドは'59~'62年までの3年間限定モデルです。画像を見て「えッ!」と驚かれたかもしれません。
実は、既にエンジンを下ろしEVコンバートし、駆動部は超最新の状態です。9月7日に車検も3ナンバーで無事通過しました。もちろん、外観や内装の一部、サスペンションなどはあとづけ屋の再生技術でリニューアルしていきます。
あとづけ屋の若尾がこよなく愛するシボレーですが、レストア(復元)に近い作業が殆どになるため、代用できるものも含めた部品探しがたいへんでした。代用できる部品がない場合は、ワンオフ(特注)部品になるからです。
今回のアメフェスでは、プロトタイプの出展になります。そのため、今回は車検にとおした範囲の対応です。今後1年くらいの時間をかけ、レストアしていきますので、ご興味がある方は、ぜひ楽しみにしてくださいね。
それでは、今回のEVコンバートで行った作業の一部とスペックなどをご紹介します。
V8エンジンからEVにコンバート
V8エンジンユニット(5.8L)は下ろして、モーターユニットとコンバート。60年以上前の車の駆動部を最新のEVユニットに交換しました。詳細はアメフェスの展示会場で公開しますが、現在のプロトタイプでは、EVユニットなどはメイドインジャパンとなっています。
スペックの特徴は以下のとおりです。
●家庭用の200V電源でも6~7時間で満充電
●駆動用バッテリー容量:40kWh(200km前後の連続走行が可能)
●駆動用バッテリーユニットを追加すれば理論上は最大83kWhまで増幅可能
●モーターの冷却は水冷
●別途充電時バッテリー周りの冷却装置も装備し安全対策も万全
※これらスペックの内容は現状プロトタイプのため、変わることがあります。
EV車は3ナンバー登録でも自動車税は29,500円
シボレーパークウッドは、1ナンバー登録でした。これをEVコンバートすることで、3ナンバー登録に変更が可能です。EV車は、3ナンバーであってもガソリン車の排気量1.0L未満相当の扱いになるなど、以下の特典があります。
●「環境性能割」が非課税:無税
●自動車重量税が免税される「エコカー減税」適用:
2026年4月30日まで延長
●自動車税種別割が減税される「グリーン化特例」適用:
EV車のみ25,000円から概ね75%の軽減
上記のとおり、年間の自動車税・自動車重量税は大幅に減税され、自動車税は年間29,500円で済みます。3ナンバーで排気量が4.5L超6.0L以下の場合、年間88,000円ですから概ね3分の1で済みます。
また、古い車は内部パーツが腐食していたりするので、新しいパーツを探したり、代用部品を見つけたり、それでも見つけられない場合は特注で作ったりして治します。結果、部品は新しくなりますので、一度EVコンバートするとメンテナンス費用は殆どかかりません。
私のように年間数十万円から百万円近くかかっていたクラシックモデルのオーナーには別世界となります。
あとづけ屋のEVコンバートはナビも最先端
あとづけ屋といえば、ハイテックナビ。60年以上前のシボレー パークウッドを最新のテスラスタイルハイテックナビで制御します。インテリアその他の詳細は、アメフェスでご覧いただけます。
クラシックカーを、EVコンバートしハイテックナビで制御するというコンセプトで地球環境にやさしく、より愛用し続けられる車に再生しますので、ぜひ展示会場で体感してください。
アメフェスはさまざまなイベントもあるので、ご家族連れでも一日中楽しめますよ!
02.
スーパーアメリカンフェスティバル2023の楽しみ方
スーパーアメリカンフェスティバル2023(アメフェス)の概要は以下のとおりです。
●開催日時:2023年10月22日(日)9:00-15:00
●開催場所:お台場ウルトラパーク特設会場
●入場料:
前売り1,000円(コンビニで10/22まで※)
当日券1,500円
(小学生以下無料)
※ローソン・ミニストップ(Lコード 32209で直接購入)
セブンイレブン(マルチコピー機で直接購入)
ファミリーマート(CNプレイガイド・イープラスで予約・購入)
詳しくは、アメフェス公式サイトでご確認ください。
アメフェスの楽しみ方は以下のとおりです。
あとづけ屋のEVコンバート車はノミネートされるか?
アメフェスではカーショーが行われ、さまざまな出展者のアメ車が展示されています。上の画像は、カーショーで2022年までに受賞した車です。これは、来場者の投票により受賞車が決められています。
ただ、パークウッドはプロトタイプのため出品できません。しかし、出品されるアメ車はいずれもハイクオリティです。
アメ車のオーナー様には、カスタマイズの方向性において大変参考になるでしょう。
イベントも楽しめるスーパーアメリカンフェスティバル2023
アメフェスでは、アメ車ファンや実際アメ車オーナーであるアーティストが出演してライブを行うなど、フェスティバルを盛り上げてくれます。
2023年の出演者は以下のとおりです。
◆COOLS
◆WANDERERS
◆Oh! Sharels
◆原めぐみ
日本のロックンロールの第一人者である「COOLS」から、スペインイギリスでのLIVEも大好評だった女性DooWopグループ「Oh! Sharels」、本格的なR&Bの「WANDERERS」、東大アイドル研究会で「’80グラフティーギャル」に選出された「原めぐみ」が会場を盛り上げてくれます。
その他、会場にはさまざまなお店やアーケードが並んでいますので、お子様から大人まで飽きさせません。
9:00~15:00と決して時間は長くはありませんが、ぜひ会場までお越しいただき、アメリカンな雰囲気をご堪能ください。
スーパーアメリカンフェスティバル2023へのアクセス
◆お車でお越しの際は、以下の周辺駐車場をご利用ください。
スーパーアメリカンフェスティバル2023 周辺駐車場
(上記リンクをタップするとGoogleマップで会場周辺駐車場が候補一覧が開きます)
◆公共交通機関をご利用の際はゆりかもめが便利です。
ゆりかもめ「東京クルーズターミナル駅」から徒歩7分
(上記リンクをタップするとGoogleマップで駅からの徒歩ルートが開きます)
03.
あとづけ屋のEVコンバート加盟店様募集
あとづけ屋ではEVコンバート加盟店様を募集しています。アメ車のBボディやクラシックカーでご実績がある車関係の企業様はもちろん、将来を見据えて当事業に加盟したいという企業様はお問い合わせ頂けましたら幸いです。
あとづけ屋のEVコンバートは、年式が古くても一生愛用したいとお考えのオーナー様に未来永劫ご愛用いただけるよう開発いたしました。あとづけ屋の代表を務める私もその一人で、ご覧のように64年落ちのシボレーパークウッドをいつまでも愛用したいとの思いから研究開発した次第です。
日本には、米SEMA社のような力のある自動車パーツ取扱会社が存在しないこともあり、改造車は危険という認識が広がっています。この現状に一石を投じたいという思いから、あとづけ屋の「EVコンバート」を発表した経緯でもあります。
ご賛同いただける車関係の皆様には、ご検討頂きたくよろしくお願いいたします。
あとづけ屋のEVコンバートの歩み
あとづけ屋のEVコンバートの研究は、3年ほど前から開始し、昨年9月に事業部を立ち上げました。まず、研究成果を活かして国土交通省の許認可の取得申請からはじめ、並行して「ものづくり補助金申請」をして開発費の一部を確保、今回のプロトタイプの作成に着手。
当初は、アメリカのSEMAショーにも出展しているEVプラットフォームを採用しようとしていました。しかし、国土交通省の基準に合わず、国内では許認可が下りないことが判明。急遽、国産のモーターその他、日本の基準に合うEV部品に変更した流れです。
ただ、EV化で必要な技術などに大きな変更はないため、大したストレスはありません。最も大変なのが車体の部品を新しくするまたは代用部品を見つける、あるいは特注で作成する作業でした。そのため、車検に合格することが課題でしたが、うまく通過。
上の画像は、「ものづくり補助金」の最終段階である実地調査に対応した様子です。今回は補助金が下りるのを待たず、すべて自前で対応したので、実地長調査の対応が最終段階となりました。
結果的に、すべて計画通りに運び、今回のスーパーアメリカンフェスティバルへの出展が叶った次第です。
ご興味がおありの車関係企業の方は、ぜひアメフェスの会場へお越し頂いてチックしてください。
加盟店様の募集
あとづけ屋では、ハイテックナビとEVコンバートの加盟店様を募集しています。今回、あとづけ屋が出展するシボレーパークウッドのコンセプトは以下のとおりです。
ものづくり補助金の申請方法や国土交通省の許認可、車検の通し方など、ひととおり経験していますので、具体的なアドバイスもできます。
ハイテックナビ・EVコンバートの加盟店募集については、以下のリンクをご参照ください。
☞ カーナビ共同開発しませんか?加盟店を募集しています
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